

1. 基本の「ペケ台」設計図
まずは基本となるサイズ感です。
最も無駄が出ないのは、サブロク板(3×6板=910mm×1820mm) を使った取り方です。
推奨サイズ設定
- 高さ: 750mm~850mm(一般的なテーブルの高さ+α)
- 幅: 910mm(安定感重視)
ペケ台の加工図面
2. ここで差がつく!ペケ台の「形状バリエーション」5選
四角い板のままでも使えますが、少し手を加えるだけで機能性がアップします。
あなたのスタイルに合うのは?
① 【軽量化タイプ】「肉抜き」スタイル
コンパネはずっしりと重いため、持ち運びが多い人におすすめの定番加工です。
- 特徴: 板の中心部分をジグソーで大きく切り抜く。
- メリット: とにかく軽くなる。片手で2枚持てるようになる。
- 形状の工夫:
- 丸型(円形): 強度が落ちにくく、見た目も優しい。
- ダイヤ型(ひし形): 直線カットだけで済むので加工が楽。
- トラス構造風: 三角形をいくつもくり抜くと、軽量かつ高強度で、メカニカルなカッコよさが出る。
【軽量化】肉抜きデザイン3選と加工ルール
※重要:どのデザインでも、中心の「背骨(スリット周辺)」と「外枠」は必ず100mm程度残してください。
② 【持ち運び重視】「ハンドル」付きスタイル
肉抜きまでは面倒だけど持ちやすくしたい、という方向け。
- 特徴: 手が入るサイズ(幅10cm×高さ3cm程度)の楕円形の穴を、持ちやすい位置に開けるだけ。
- メリット: 最小限の加工で、運搬のストレスが激減する。
【持ち運び重視】「ダブルハンドル」加工図
中心のスリット(溝)を避け、左右に持ち手を作ることで、強度を落とさずに持ち運びやすくします。
③ 【収納力アップ】「中棚」追加スタイル
作業中に道具を置く場所に困る…という悩みを解決します。
- 特徴: ペケ台の脚の低い位置に、もう一つ切り込みを入れ、余った端材を渡せるようにする。
- メリット: 足元に棚ができるので、インパクトドライバーやビス箱を置くスペースが生まれる。作業天板の上が散らからない。
【収納力UP】「窓抜き」貫通棚の加工図
天板のすぐ下に「窓」を開け、板を通すことで、よく使う道具を置ける便利な棚を作ります。
④ 【安全性・デザイン】「R(アール)加工」スタイル
角ばったデザインが無骨すぎる、あるいはぶつけた時に痛いという場合に。
- 特徴: 板の四隅を丸くカットし、脚の接地面もアーチ状(半円状)にえぐる。
- メリット:
- 安定性向上: 接地面を「面」ではなく「2点(線)」にすることで、多少地面が凸凹していてもガタつきにくくなる。
- 見た目: 家具のような洗練された雰囲気になる。
【安全性・デザイン】R加工&シェイプ図面
側面をえぐってデザイン性を高め、底面をアーチ状にしてガタつきを防ぎます。
※スリット(溝)の位置も含めた完成形状です。
⑤ 【職人仕様】「桟(さん)」を通すツールホルダー
現場の職人さんに人気の、実用性全振りのカスタムです。
【新機能】桟(さん)追加システムのメリット
- インパクト掛け: 桟に直接ベルトフックを掛けられます。
- T定規ホルダー: T定規の「頭」を桟に引っ掛けて収納できます。
- 剛性アップ: 左右の脚を桟で繋ぐため、ペケ台全体の揺れが止まります。
【職人仕様】「桟(さん)」を通すツールホルダー
脚の側面に切り欠きを入れ、木材(桟)を通すことで、インパクトや定規を掛ける万能ホルダーを作ります。
【まとめ】究極のペケ台製作ガイド
プロの現場でも使える「強度・機能・デザイン」を兼ね備えたペケ台を作るための要点まとめです。
1. 基本スペック(標準サイズ)
最も使い勝手が良く、サブロク板(910×1820mm)から無駄なく切り出せる黄金比率です。
- 材料: 12mm厚 構造用合板(コンパネ)
- 全幅: 910mm(安定感重視)
- 全高: 750mm 〜 850mm(作業しやすい高さ)
- 木取り: サブロク板1枚から、脚2枚(1セット)を作成可能。
2. 絶対に守るべき「加工の鉄則」
失敗しないための重要ポイントです。
- スリット(溝)の幅: 板の厚み + 1mm(例:12mm板なら13mmでカット)
- スリットの深さ: 板の高さの半分 + 5〜10mm(少し深く切ると噛み合わせが良い)
- スリットの向き: 板A:上から半分切る
- 板B:下から半分切る
- 背骨の確保: 板の中心ライン(スリット周辺)は強度維持のため、左右100mm幅は絶対にくり抜かないこと。
3. 選べる5つのカスタムスタイル
用途に合わせて、以下の加工を組み合わせるのがおすすめです。
| スタイル名 | 特徴・加工方法 | メリット | おすすめユーザー |
| ① 軽量化(肉抜き) | 左右を丸型やダイヤ型に大きくくり抜く。 | 片手で持てるほど軽くなる。 | 移動が多い人 |
| ② 窓抜き棚 | 上から150mmの位置に窓穴を開け、板を通す。 | 天板のすぐ下に「棚」ができ、道具を置ける。 | 整理整頓したい人 |
| ③ Wハンドル | スリットを避け、左右に手が入る穴を開ける。 | 持ちやすさが劇的向上。重ねて運べる。 | 頻繁に出し入れする人 |
| ④ R加工&シェイプ | 四隅を丸くし、側面をえぐり、底をアーチ状に。 | 安全性UP、デザイン性UP、ガタつき防止。 | 屋外作業・見た目重視 |
| ⑤ 桟(さん)ホルダー | 側面に切り欠きを入れ、木材(桟)を通す。 | インパクトや定規を掛けられる。剛性もUP。 | 本格的な職人・DIYer |
4. 製作手順のコツ
- 墨付け: まずは鉛筆でカットラインと「残す部分」をはっきり描く。
- 穴あけ先行: ジグソーを使う場合、窓抜きやハンドルの「スタート穴」を先にドリルで開ける。
- 中から外へ: 外周を切る前に、中の肉抜きやハンドル加工を済ませる(板が安定しているうちに)。
- 仕上げ: 角(R部分)や切断面をサンダーで滑らかにする。

この設計図とガイドがあれば、ただの作業台ではなく、
「自分の相棒」となる機能的なペケ台が完成します。
制作頑張ってください!
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